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エマちゃんと私 - その1

基本的にクチが悪く、ぶきっちょで妙に正直者の私が作るブログ。
美辞麗句ばかり並ぶモノにできるわけがナイ。
かといって世の中には氷上でのエマちゃんのイメージを壊したくない人もいるだろう。
そういう方たちのイメージを無理やりぶち壊すのは忍びない。でもでも、等身大の
エマちゃんを少々知ってしまった今となっては、エマちゃんを変に美化して
ひたすらカッコよく演出することもできなーい、てなわけで。

シワの少ない脳みそを雑巾絞りして考えた結果、
自分のホンネや自分なりの解釈をできるだけ素直に語れる場所を、
<ひっそりと>作ればいいじゃん? という結論に至り、誕生したのがこのコーナー。 
主にmiyukiの悪友たちの楽しみであるこのエッセイコーナー、
くれぐれも翻訳して本人に送ったりしないようお願いしますね!!
重箱の隅はつつかず放っておくのが一番でございます。

エッセイ第一弾を記念(?)して、私の身の程知らずでアンポンタンな4年間を、
自己紹介がてら振り返ってみたいと思いますが、その前にブログを始めることにした
いきさつを。(私の文章は寄り道、抜け道・ドウドウ巡りが特徴デス。スミマセ~ン!)






北京でのGPFの最終日。
「プルシェンコとボクの間で、複雑なキミの気持ちも理解できるよ」とエマちゃんに
言われた時はとても嬉しかった。この一言で、HP作成を戸惑う理由も含め、
ある種の束縛の数々から解放された気がする。
(プルシェンコの大ファンでもあるんですよね、私)

モスクワのワールドではキミがHP作ってくれたらボク嬉しいなぁ~と遠慮がちに
催促されたが、実はその1年前のドルトムントのワールドで、強制すると悪いから、と
宿題(HPでの公開を前提としたQ&A)を人づてに渡してあった。
話題にすると強制されたように感じるだろうから、と渡してからも何度も会ったにも
関わらず自分からは触れずにいたのだが、なんとモスクワの地に持って来たと言う。
(結局、未完成、未提出のままカナダに持って帰られた;) 

HP計画はずいぶん前からあり、有言不実行が得意でほったらかしにしていた私も私
なのだが、宿題終えてから催促してほしかったぞー。(←メクソハナクソヲセメル? 
お下品で失礼;) 

インターネットという媒体やファンの人たち(友達・知り合い・不特定多数の知らない
方々)との関わり方に対し、考えるところはまだあるのだが、エマちゃん本人も
近い将来に迫った引退をほのめかし始め、お尻に火がついた私は、見切り発車を
することにした。本人の希望あってのこととはいえ、本人とマメに連絡を取り合って
更新作業をするわけではなく、ずっとHPの運営の形を迷っていたわけだが、友達から
ステキな写真をいただいて、この写真、ぜひ公開したいなー、と思ったのをきっかけに、
HPよりは手軽なブログから作ってみようか、と始めたのだった。

ブログはこのずぼらな私でも2-3日に1回くらいはだ~らだ~らと日記感覚で
書き込みができて、簡単にできるわりには意外と面白く、他の方のブログなどを参考に
いじっているうちに私がHPでやろうと思っていたことは全部ブログでできるじゃん?
ということで、ブログを使いわけすることによって、やろうと思っていたことを
すべてやってみようという考えにいたった。

私が使っているAOLは7つまでメールアドレスを持つことができるが、AOLと
相性が悪いプロバイダーさんもいるので、yahooのアドレスも取得して、
アップできるキャパも広くなったしちょうどよかった。 
やるやるーと言ってから数年。やっと実現にこぎつけました。(笑)

ちなみにエマちゃんが、やるやると言ってくれている宿題は、2005年11月末現在、
ごく一部を除いて未提出。引退までには出したまえってな心境の今日このごろだ。
やるやるーと言ってほったらかしだったブログ作って、私は有言不実行お先に
卒業したもんね。オトコならなおさら有言実行!(強気) え? 繊細な“乙女心”の
持ち主?イヤイヤいくらその見かけや仕草が疑惑や議論の的になろうとも、
男子シングルで競技しとるのぢゃ、何度もやるとそっちから言ったからには
提出していただきます(問答無用・笑)。

とまぁ前置きが長くなりましたが、そんなわけでブログを持つことになったわけです。

 
私には身の程知らずなところがある、らしい。
周りの先輩たちが気後れするような大先輩や、役職つきの相手でも、ごくフツーな感じで
話しかけてみたり(一応本人は多少緊張しているのだが、そうは見えないそうな)、
以前役付相手にタジタジになるような直球ストレートな意見をズドンと投げ込んで、
言いたいことを言えなかった諸先輩たちに裏で「よう言うた!」と小躍りされたことも。

好きな選手やコーチに率直な意見を言うこともある。もちろんそれは相手がそういうのを
歓迎してくれているのがわかっていて、かつ、配慮は忘れず、誠実な意見を言って
嫌われるならその程度、と覚悟を決めてのことだが。私としては、シャイだったり、
謙虚な部分も持ち合わせてはいるつもりだが、ハタ目には、大胆不敵に映る部分がある
ということで、最近は、身の程知らずな自分を、そーゆーとこもあるかもなー?と
自覚するようになったのだった。

 そんな私が、いつのころからかエマちゃんとお友達になりたい、と思うようになった。
フツーのファンは世界の上位選手に対してそういうことは思いつかないらしい。
(by友人)さすがに初対面でそんなことは思いつかなかった。意志の疎通ができない
相手とは友達にはなれないというのが私の考えだからだ。
(友達の指摘とは観点がズレている? ^^;)。当時は意志の疎通どころか、彼の
英語はちんぷんかんぷん、しかも全てに恵まれた雲の上の人と思い込んでいた。

98年NHK杯以来プルシェンコの大ファンである私は、エマちゃんの人柄に好感は
持ちながらも(スケートは言うに及ばず)どうしても遠慮があったが、
いつのころからか、そんな遠慮はもうやめやめ、言葉のハンデもあるし、性格に
気難しい部分もあるみたいだけど、難しそうだからこそ挑戦のし甲斐があろうって
もんだ、英語の特訓もかねて努力してみるべ、と決意した。

エマちゃんの英語は私には聞き取りにくいタイプで、カナダ在住の友達に国内での
インタビューなど送ってもらっても全部はわからず、本人と喋っていても親切に
いろいろ話題を振ってくれたりするのに、その早さや言い回しについていけないのが
悔しかったりもした。 



今の仕事に就いて、特に転勤してからは英語を使う機会も増え、そのたびにいろんな
訛りのある英語と格闘しながら仕事をするようになり、昔自分が習った英語が
アメリカ英語の標準語版だったということを痛感した。私のレベルは標準語版でさえ、
ちょっと気を抜くとBGM&寝物語だ。聞き取りにくい英語の場合はとてもツライが、
仕事でどーしても必要なのだ。幸か不幸か難しいことから逃げてばかりいると
将来どうなるか、という模範的(?)反面教師が転勤先にゴロゴロといたため、
英語から逃げることは一切やめ、当時はすっかり使い果たしていたに近い受験英語
の貯金を取り戻すことにした。といってもモトがぐーたらな私のことなので、
家でCNNを聞いたりラジオ講座を続けたり、などの地道な努力は続かず、
海外観戦=実践英会話習得の場!と決め込んだ。ゆえに私が海外観戦を始めるように
なったのは転勤後の1999年だ。転勤当初ちんぷんかんぷんで面食らった
中国語訛りの英語は、必要に迫られて場数を踏むうち、辛うじて聞き取れるようになり、
習うより慣れろの教えも実感を伴って理解できるようになった頃だった。

2001年のワールドがきっかけで、カナダにスケート好きのお友達ができた。
彼女は追っかけはしない人だが、私の観戦ライフにおいても、スケートを抜きにしても
お付き合いをしている、大切なお友達だ。この人との出会い抜きでは今の私はないと
断言できる。そしてバンクーバー在住だったこのお友達の存在がなければ、
エマちゃんと親しくなっていたかもわからない。彼女とはプルシェンコファンとして
知り合ったはずなのだが、最近の彼女はプルさんに興味ナシのようで、
これは人生におけるタイミングの重要性を物語っているといえよう。(^^;)

アメリカ英語とカナダ英語は微妙に違うんでは?と感じ、米・加合わせて北米生活
10数年の彼女に聞くと、やはり違いはあるとのこと。中国訛りの英語が聞き取れる
ようになってきた私、次なる目標は、格闘中のエマちゃん英語をナチュラルスピードで
理解しコミュニケーションするレベルになる!であった。
しかしいまだ聞き取れないことも多く、目標未達成、修行あるのみだ。
翻訳や英語教育にも関わるその友人が英語の勉強のために一押しなのが、
ジョニー・ウィアーのシンプルかつウィットに富んだ英語。エマちゃん英語は、
英語=アメリカ英語標準語、という教育を受けてきた、そんなに英語力レベルの
高くない外国人にとってはちと厳しいのでは、という見解である。
それは彼女がジョニー贔屓だからというのもひそかに思っているのだが(笑)。
おかしーな、彼女、昔はエマちゃんのことも好きだったハズなのに~。
アカデミックな環境で長く生活している彼女には、我が道を行く
あーちすと・エマちゃんは知れば知るほど天真爛漫すぎるのだろうか。
その彼女、私がエマちゃんの“わが道を突っ走る衣装”や “はてな発言”を
ボヤくたびに、“エマちゃんの目玉が3つにでもならない限り、驚かないです”と
笑って話している。
by miyuki83170 | 2006-08-03 13:19 | emanuel
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